Thursday, July 21, 2011

Homage. オマージュ


Homage.  オマージュ




I am sure you already noticed the title and the design of "Soul Surfer's Journey" is exactly similar with ”The Surfer's Journal".
There are reason for that.
This is my "Homage" for not only the magazine but also all of the connections of surfing in my life.

I dedicate this book to them as my Homage.

皆さんはもちろん既に、この"Soul Surfer's Journey"のタイトルが創刊時の”The Surfer's Journal"に極似ししていることに気付いているだろう。
パクリやパロディーとも受け取れかねない、このようなデザインに敢えてしたのには理由がある。
これは、今までか関わって来たサーフィンに関するすべてのものに対する私のオマージュである。
オマージュとはどういう意味か?辞書を引くと、フランス語でhommage、敬意、尊敬、献辞、賛辞とある。
ジョンセーバソンとステーブペスマンによってサーフ史上初のサーフィン雑誌"SURFER"は1960年に発刊された。この雑誌は、若者達に一つの文化とも言える大きなインパクトとインスピレーションを与え続けて来た。それに依ってサーフィンを始めた者や、その中にはのちに偉大なサーファーや編集者やサーフフォトグラファーになった者も幾多といるだろう。そのように、多くの若者に影響を与え続けて来た。その後、二人はこのサーファー誌を去り、ジョンはハワイで画家として悠々自適なアート活動を続けている。ステーブはまた新たに雑誌を作り始めた。それが私が冒頭で触れた、”The Surfer's Journal"だ。彼はこの雑誌の創刊に際し、「サーファー誌で出来なかったことをこの本でやる」と言った。そしてその通りに、かなり志(こころざし)の高い本を創り上げた。が、この雑誌は最近その表紙のロゴを変えた。その洗練された新しいロゴと共に、その中身にもある種の変容を感じた。「ああ、この本も、もっと売れる本を目指していくんだな。」と想った。それは、若者に、時代に迎合していくことを意味する。そんな本なんか私は読みたくない。それならば、彼らの志とロゴは私が貰い、受け継いで行こう。その想いで敢えてあのロゴにこだわった。
大それた夢をと笑うな。彼らが成してきたことはとても超えることは出来ないかも知れない。しかし彼らの志は引き継ぐことが出来るだろうと思う。
私には、私のことを先生や師匠と呼んくれる若者がいる。また、フェイスブックの"Soul Surfer's Journey"のファンページも開設して僅か数日で、百の数に届こうとしている。そうした人達に、私のこうしたオマージュ(想い)を伝えていけければと想う。
オマージュと言えば、この黒を基調としたこの本の創り、その文体に石井秀明氏の匂いかぎ出す方がいるがも知れない。彼の創り出したサーフィンクラッシック等の雑誌を夢中に読んだ時期がある。こうしたサーフィンの雑誌に関わっていた、ジッタ(畠山)、ニシ、カメラマンのタイスケ、柴田、伝次郎らと青春のある時期を共に一緒に過ごしたことがある。そうした若き才能にあふれた人達との交流の中で、多くのことを私は学んだに違いない。彼らに憧れて、ある時期彼らの後を追いかけていた事もある。今回この本を創っていく上で、そうしたことが何らかの影響を私に与えていることは確かだろう。彼らは今でも元気で、輝いているだろうか。彼らとのそうした日々を、この異国の地で懐かしく想う。
そのノスタルジーの想いは、オマージュに換えて彼らに贈りたい。


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